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ブログ - Words from Flying Books

4月3日(日) 長沢哲夫&内田ボブ ポエトリー・リーディング&ライブ 春風めぐるツアー2016

Flying Booksの2016年のイベント第一弾は、毎年恒例、九州諏訪之瀬島の詩人・ナーガこと長沢哲夫さんと信州・大鹿村のシンガー内田ボブさんのツアーは、一年に一度、東京でナーガさんの生のリーディングが聴けるチャンス。

1960年代末、アメリカのビート詩人、ゲーリー・スナイダーやアレン・ギンズバーグらと深く交流し、新宿、信州、諏訪之瀬島を中心に既存の価値観とは別の価値観を持った生活を実践した集団「部族」。
その中心メンバーにして、半世紀以上に渡り、同じスタンスを貫いている詩人とシンガーの言葉に耳を傾けていただければと思います。
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「在るものは無くなり、無かったものが現れてくる。
自然のままに、何もかも変わっていくし変わっていかざるを得ない、
ということを心にぶらぶら歩いていきましょう。
地球に生き、地球に生かされていることを愛しながら。」
(長沢哲夫詩集『地球によりかかり笑っています』あとがきより)

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2016年4月3日(日)
「Beat Goes On vol.17〜長沢哲夫&内田ボブ 春風めぐるツアー2016」
【ポエトリー・リーディング、ライブ】
出演:長沢哲夫、内田ボブ
open:19:00 start:19:30
会場:Flying Books (東京都渋谷区道玄坂1-6-3 2F)
料金:¥1,500(1ドリンク付)

予約はメール、電話(03-3461-1254)、及び店頭にて (営業時間12~20時 日曜~18時)

メール:info[a]flying-books.com ※[a]を@に換えて送信してください

2016 年 3 月 13 日 | comment
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金座座団「秘宝本館3 温故知珍」展10/11-26

Flying Booksにて3回目となるコラージュ・パッチワークアーティスト、金座座団の新作展 「秘宝本館3 温故知珍」を10月11日(日)~26日(月)の期間開催致します。
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NYの人気現代アーティスト、リチャード・プリンスのアングラ・エロス作品をエスニックに仕上げたかのようなエロス、民俗、伝統、宗教等が絶妙にブレンドされた破天荒なコラージュと、精密な裁縫・パッチワーク技術によって制作された金座座団の「秘宝本」を集めた展示会第三弾。
今回は2015年制作された新作4点と、2000-2002に制作されたシリーズ8点のオリジナル作品展示となります。また、新作、旧作共に抜粋・複写版ZINE(限定10-20部)を販売致します。(オリジナル作品のお渡しは会期終了後となります。)

金座座団 「秘宝本館3 温故知珍」展
2015年10月11日(日)~10月26日(月) Flying Books

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※「秘宝館」(ひほうかん)
性風俗や人間の性・生物の性に関する古今東西の文物を収蔵した施設のこと。熱海など温泉街やリゾート地に多く見られたが、現在は減少傾向にある。

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金座座団近影

2015 年 10 月 11 日 | comment
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スイス・スタイル―グラフィックデザイン史の普遍的輝き

「HELVETICA」
それは、世界でもっとも利用されている書体のひとつ。
ラテン語で“スイスの”を意味するこの書体は、
シンプルでありながら力強く、
質実剛健なスイスのデザインをそのまま体現しているかのようです。

ヘルベチカがスイスで誕生した1950-60年代は、
「スイス・スタイル」とよばれるグラフィックデザインの様式が
時代の一つの潮流を成していました。
構成にグリッド、書体にサンセリフ体を使用し、
左右非対称のレイアウトデザインをするという
数学的に厳密な特徴をもつこのスタイルは世界的に受け入れられ、
バウハウス以後のグラフィックデザイン史に大きな影響を与えました。
それは60年代に活躍した日本のグラフィックデザイナーも例外ではく、
その普遍性や汎用性の高さからか、
「インタナショナル・タイポグラフィー・スタイル」とも称されます。

なかでも、スイス・スタイルを作り上げた巨匠たちが創刊した
『Neue Grafik』(後述)のオリジナル版は現在でも高値で取引されるほど
根強い人気と普遍的な価値を示しています。
ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン、エミール・ルーダー、アーミン・ホフマンなど、
いまだ輝きを失わないスイス・スタイルの粋を集めた5冊を紹介します。
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M-ブロックマン、R・P・ローゼらが1958年に創刊したデザイン誌。わずか7年、通巻18号で終刊を迎えるもデザイン史に多大な影響を与えた。2014年に全号セットで復刻された価値ある書籍の、希少なオリジナルの一巻。
『Neue Grafik / New Graphic Design / Graphisme actuel No.9』
Walter Verlag, 1961年
SC
¥25,000

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スイス・スタイルを代表するブロックマン。タイポグラフィやイラスト、写真といったテーマごとの解説と共に著者の図版も多数掲載されている理論書。デザインの教科書として世界で愛されてきた名著。
『The Graphic Artist and his Design Problems』 J. Muller-Brockmann
Arthur Niggli, 1964年
HC 2版 カバーイタミ
¥12,000

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力強い造形物のような“鉛筆を持つ手”の表紙が印象的な、スイスグラフィックアーティスト協会メンバーの作品集。グラフィック、ロゴ、イラストなど、様々な角度からスイスデザインに触れられる一冊。
『Schweizer Grafiker』
Kaser Presse, 1960年
HC 少イタミ
¥25,000

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スイスのデザイン誌『グラフィス』別冊(ダイアグラム篇)。グラフや路線図、地図などの視覚化の試みを紹介する。カール・ゲルストナー、ソール・バスなど、世界的なデザイナーの作品約400点を収録。
『Graphis Diagrams』 Walter Herdeg
The Graphis Press, 1976年
HC 2版 扉少シミ
¥18,000

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1941-1965に発表されたポスターの傑作選。タイポグラフィからイラストを使った作品まで幅広く収録している。いまなお斬新なインスピレーションを与えてくれる、デザインアイデアが詰まった一冊。
『Swiss Poster Art』 Wolfgang Luthy
Visualis, 1968年
HC 背少イタミ
¥18,000

takayukiohno

2015 年 9 月 7 日 | comment
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8/9&23 小林大吾リーディング・ライブ「オントローロ 01&02」

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5月、6月に「-01」「00」の2公演が好評だった詩人・トラックメイカー・マルチアーティストの小林大吾による、「リーディング」に軸足を置いたイベント・オントローロの続編が早くも8月に登場します!

「よむ(読/詠)」ことに主眼を置いた、小林大吾による手のひらサイズのライブプロジェクト「オントローロ」。これまでにリリースしたアルバムからの楽曲はもちろん、世に数多ある名文の朗読やすちゃらかトーク、またここでしか聴けないエクスクルーシブな音源と、あれこれ詰め合わせてお届けします。古今東西の書物に囲まれて、何なら一杯きこしめしつつ、まろやかなひとときをお過ごしくださいませ。

日程
「01」 2015/8/9(日)
「02」 2015/8/23(日)

以下、両日共通
OPEN:19:00 start:19:30
会場:Flying Books(渋谷区道玄坂1-6-3 2F)
料金:2500円(1ドリンク付) 各40名
出演:小林大吾

予約受付開始は前回同様Peatixにて
「01」が 7月6日(月)の正午から、
「02」が翌週 7月13日(月)の正午から
となります。

小林大吾のオフィシャルブログに専用のリンクを貼る予定です。
(前回は受付スタートから12時間以内に2公演とも埋まってしまったので、
ご希望の方はお早めにお申込み下さい!)

2015 年 7 月 3 日 | comment
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時空を超えるフォトトラベル

時は1964年、高度経済成長に躍動する日本。
この年、政府によって長らく規制されていた
「観光」を目的とする海外渡航の自由化が認められました。
とはいえ当時の大学生の初任給は約2万円で、1ドルは360円、
ハワイ9日間の旅行は、なんと「36万円」という高額な商品でした。
もちろん現在のように海外旅行の情報も少なく、
ましてガイドブックの類いなどはほとんどない海外旅行黎明期――

カメラと身一つで現地に赴いて世界の“生”を伝えたのは、
時代の最前線で活躍する写真家たちでした。
異文化との出会いの衝撃を伝える力強くも情緒あふれる写真は、
当時の日本人に海外旅行への憧憬を募らせました。
そして世界旅行の情報や画像があふれる今日においてさえ、
色褪せることなく新しい感動を与えてくれます。
それはまさに、初めて異国の地に降り立ったときに誰もが感じる
高揚感そのものと言えるでしょう。

インド→アフガニスタン→ヨーロッパ→ブラジル。
写真家たちが捉えた、時空を超えるフォトトラベル。
想像力をより遠くへと運んでくれる珠玉の4冊を紹介します。

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フォーカスの揺らいだサドゥー(ヒンドゥー教の修行僧)の強烈な写真が異世界へと導く。編集やデザインなどの細部にまでこだわる著者ならではの視点から、インドの混沌と深遠さを味わえる。『流れの歌』に続く私家版2作目。
『ブラーマンの光』 鈴木清
SANSARA BOOKS, 1976年
献呈署名入 初版 カバ少インクイミ
Sold

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1963年、雑誌『太陽』のアフガニスタン取材をまとめた私家版。時代の波に翻弄される以前の平穏な暮らしや文化を力強く物語る。“あなたに安らぎあれ”と銘打たれた本作は、後の『泥の王国』に結ばれる。
『サラーム・アレイコム』 東松照明
写研, 1968年
初版 ビニカバ
¥38,000

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1962-65年のヨーロッパ滞在をまとめた処女作。多重露光やハイコントラストなどの技法を駆使し、多様な文化を独自の視点で見事に切り取る。これまでに見たことのない無二のヨーロッパが広がっている。
『ヨーロッパ・静止した時間』 奈良原一高
鹿島研究所出版会, 1967年
初版 函少イタミ
¥95,000

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首都ブラジリヤからアマゾンの人喰い人種、そしてカーニバルまで。広大な土地に息づく人々や文化の多様性をテーマごとにとらえた写真からは、その活気が、その躍動が、サンバのリズムと共に聞こえてくる。
『サンバ・サンバ ブラジル』 三木淳
研光社, 1967年
初版 函 少水シミ
¥16,500

takayukiohno

2015 年 6 月 22 日 | comment
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視点の価値“リチャード・プリンスというフィルター”

2005年、写真史に新たな歴史が刻まれました。
アートオークションにて、たった1枚の写真に
史上初(当時)の1億円以上の落札金額がついたのです。
その作者こそ、今回特集するリチャード・プリンスです。

リチャード・プリンスは、デュシャンが考案した『レディ・メイド』や
ウォーホルに代表される『ポップ・アート』などを下地とし、
雑誌や広告などに溢れる象徴的なイメージを取り出して再構築する作風で、
私たちの“視点”や“価値”を揺さぶる作品を発表し続けてきました。
音楽におけるサンプリングにも準えられるプリンスの作品は、
著作権問題などの議論を内包しながらも、
大量消費社会へのアイロニーや人間の潜在的な欲望をあぶりだし、
常に時代に訴えかけます。

「写真は死んだんだ。そして、それは僕が撲殺したんだ」
そう吐き捨てた希代のアーティスのフィルターを通して生まれてきた革新的な作品群。
ひとつの枠では収まりきらない作家の代表作や希少本をご紹介します。

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約30年間の作品群をまとめた回顧展の図録。『シミュレーショニズム』よって物事の見方を揺るがし、“価値とは何か”を問いただしたプリンスの真骨頂を味わえる。小説家J・G・バラードとの対談も掲載。
『Spiritual America』 Richard Prince
Aperture, 1989
SC

Sold

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2007-08年のグッゲンハイム美術館の個展に合わせて出版され、代表作『cowboy』をはじめ400以上の作品を収録。ジャンル別に作品が掲載されていて、リチャード・プリンスの全体像を俯瞰できる良書。
『Richard Prince』
Guggenheim Museum, 2008
HC
Sold

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ロサンジェルスとウィーンで同時開催された個展の際に刊行された一冊。夢みる少女と古ぼけたバスケットゴールの連続するイメージが、とりとめのない風景に意味深な物語を想起させる。
『The Girl Next Door』 Richard Prince
Hatje Cantz Publisher, 2000
SC 背少ヤケ
¥15,000

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“女性とはいったい何か?” 性という視点を超越してそんな不可思議を突きつけてくる一冊。作品の魅力を増幅させる構成やレイアウトも魅力。LAのRegen Projectで開催された展示に合わせて発刊。
『Women』 Richard Prince
Hatje Cantz Verlag, 2004
HC
¥15,000

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“蒐集”をアートに昇華させた秀逸な写真集。蒐集、撮影、編集、再構築という行為によって一つの見事な芸術が誕生している。本への愛情や作家へのオマージュが凝縮された、まさに“Good Life”な一冊。
『Good Life』 Richard Prince
Glenn Horowitz Bookseller, 2003
SC 限1000 サイン入
¥35,000

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ジェイムズ・フレイの小説からタイトルにある3つの章を取り出し、テリー・リチャードソンがそのイメージを写真で表現。表紙はリチャード・プリンス。時代の寵児がコラボした刺激的なフォトエッセイ。
『Bright Shiny Morning Wives, Wheels, Weapons』
Richard Prince, Terry Richardson , James Frey
JMc & GHB, 2008
HC 3者サイン入
¥45,000

※通常版もございます

5月末まで原宿の『BLUM & POE 東京』にて、
リチャード・プリンスの個展が開催されています!
インスタグラムを使った新境地の作品をぜひ!

リチャード・プリンス「New Portraits」展
『BLUM & POE 東京』
渋谷区神宮前1-14-34 原宿神宮の森 5F
2015年4月3日(金) – 5月30日(土)
11:00から19:00まで(月曜・日曜・祝祭日休館)
入場:無料
HP : http://www.blumandpoe.com/exhibitions/richard-prince?lang=ja#images

takayukiohno

2015 年 5 月 11 日 | comment
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5/31&6/14 小林大吾リーディング・ライブ

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「よむ(読/詠)」ことに主眼を置いた、小林大吾による手のひらサイズのライブプロジェクト「オントローロ」。これまでにリリースしたアルバムからの楽曲はもちろん、世に数多ある名文の朗読やすちゃらかトーク、またここでしか聴けないエクスクルーシブな音源と、あれこれ詰め合わせてお届けします。古今東西の書物に囲まれて、何なら一杯きこしめしつつ、まろやかなひとときをお過ごしくださいませ。

「オントローロ -01 & 00 (小林大吾リーディング・ライブ)」
日程
「-01」:2015/5/31(日)
「00」:2015/6/14(日)
以下、両日共通
OPEN:19:00 start:19:30
会場:Flying Books(渋谷区道玄坂1-6-3 2F)
料金:2500円(1ドリンク付) 各40名
出演:小林大吾

※両日完売となりました。ありがとうございました。
尚、「01」以降の続編も企画中です!決まり次第アナウンスさせていただきます。

詳細は小林大吾のBlogをチェックしてください!
http://diagostini.blogspot.jp/

2015 年 4 月 30 日 | comment
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花に魅せられて

美しく、儚く、そしてどこか妖しい花に魅せられて。
古今東西のさまざまな写真家が、花を被写体として選んでいます。
今回は、ファッションフォトやヌードフォトの分野で名を立てた4人の写真家が
その革新的なアプローチによって新たな息吹を吹き込み、
花の新しい魅力を引き出した作品に迫ります。
美と醜、生と死。ズームとワイド、モノクロとカラー…
花がもつ魅惑とあわせて、
写真家の徹底的な美意識や独自の視点など、
「花の世界」を多角的に味わえる5冊をご紹介します。

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1967~73年にかけて米版『VOGUE』誌のクリスマス号に掲載された作品をまとめた写真集。多彩なアングルから写し出された花々は妖艶なまでの耽美さで語りかけてくる。
『Flowers』 Irving Penn
Harmony Books, 1980
初版、カバー

SOLD

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『写真を撮ることは空間を彫刻すること』。メイプルソープの美意識によって命を吹き込まれた花々は、まるで意志をもった人間であるかのような表情を見せる。セピア、モノクロ、カラーで編まれた美の世界。
『Pistils』 Robert Mapplethorpe
Random House, 1996
HC 初版 函 未開封
¥12,600

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完璧な美しさのなかに冷徹な悲しみさえ感じさせるセンシティブな写真集。メイプルソープの死後に出版された写真集であり、パティ・スミスが哀悼の序文をはらりと添える。
『Flowers』 Robert Mapplethorpe
JICC出版局, 1992
SC 初版
¥12,600

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ロンドン自然史博物館に所蔵されている18~20世紀の押花46点を撮り下ろした写真集。透き通る美しさと宝石のような輝き…生命の鮮やかさに心を奪われる人気作。1997年オリジナル。
『Flora』    Nick Knight
SCHIRMER/MOSEL, 1997
HC 初版
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ギャラリー・イブで開催された同タイトルの展覧会の際して刊行された写真集。しおれた花や朽ちゆく花を題材に、深く強いモノクロ写真の陰影が、タナトスのニオイまでも感じさせる。
『花陰』 荒木経惟
ジャテック, 1996
初版 署名入り プラカバ欠
¥3,000

takayukiohno

2015 年 4 月 18 日 | comment
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4月12日(日) 長沢哲夫&内田ボブ ポエトリー・リーディング&ライブ 春風めぐるツアー2015

Flying Booksの2015年のイベント第一弾は、毎年恒例、九州諏訪之瀬島の詩人・ナーガこと長沢哲夫さんと信州・大鹿村のシンガー内田ボブさんのツアーは、一年に一度、東京でナーガさんの生のリーディングが聴けるチャンス。

1960年代末、アメリカのビート詩人、ゲーリー・スナイダーやアレン・ギンズバーグらと深く交流し、新宿、信州、諏訪之瀬島を中心に既存の価値観とは別の価値観を持った生活を実践した集団「部族」。
その中心メンバーにして、半世紀以上に渡り、同じスタンスを貫いている詩人とシンガーの言葉に耳を傾けていただければと思います。

「在るものは無くなり、無かったものが現れてくる。
自然のままに、何もかも変わっていくし変わっていかざるを得ない、
ということを心にぶらぶら歩いていきましょう。
地球に生き、地球に生かされていることを愛しながら。」
(長沢哲夫詩集『地球によりかかり笑っています』あとがきより)

4月12日(日)
「Beat Goes On vol.16〜長沢哲夫&内田ボブ 春風めぐるツアー2015」
【ポエトリー・リーディング、ライブ】
出演:長沢哲夫、内田ボブ
ゲスト:新納新之助
open:19:00 start:19:30
会場:Flying Books (東京都渋谷区道玄坂1-6-3 2F)
料金:¥1,500(1ドリンク付)

予約はメール、電話(03-3461-1254)、及び店頭にて (営業時間12~20時 日曜~18時)

メール:info[a]flying-books.com ※[a]を@に換えて送信してください

2015 年 3 月 22 日 | comment
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コルビュジエの叡智をたどる三冊

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モダニズム建築の巨匠ル・コルビュジエ。
そのインスピレーションの源や、実際に建造された作品など、
偉大な叡智をたどることができる三冊をご紹介します。

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『新しい時代のシンボルである』
構造と機能の最先端技術の結集であり、
上空から俯瞰するという新たな視点をもたらした飛行機を
コルビュジエはそう賞賛した。
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写真の選別からレイアウト、テキストにいたるまで本人が手掛ける。
テキストに大小をつけ、自らのスケッチをあしらうなど、
細部にまで強いこだわりが感じられる一冊。
飛行機の写真→飛行中の様子→俯瞰した都市・自然と流れていく世界観は、
飛行機の物質的な美しさを讃えるとともに、
まるで大空を飛行しているような気分にさせてくれる。

『AIRCRAFT』
LE CORBUSIER
The Studio, 1953
HC、初版、図書館蔵印、蔵書票貼込、複写カバー
Sold

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コルビュジエにとって飛行機は、
大いなるインスピレーションを与えてくれる存在だった。
後期の代表作に挙げられる「ロンシャンの礼拝堂」。
象徴的ともいえる曲線屋根のデザインは、
飛行機の翼に着想を得たとされている。
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モノクロの美しい写真や挿絵を組み合わせ、
斬新でありながら荘厳さを感じさせる本書からは、
ロンシャン礼拝堂の静かな息遣いが聞こえてくる。
また、1950年代以降にコルビュジエの書籍を数多く担当した
編集人ジャン・プティが描くテキストも魅力のひとつだ。

『Ronchamp』
LE CORBUSIER
Jean Petit,1957
HC、初版、カバー少イタミ
¥25,000

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先述のジャン・プティが表紙を手掛けた本書。
カバーがある状態のものは希少で、
力強いドローイングと魅力的なカリグラフィが味わえる。
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綴られるのは、1958年のブリュッセル万博にて、
コルビュジエが担当したフィリップス社の
パビリオン設計と映像制作の内容の図版&テクスト。
その他、パビリオンのデザインに携わったクセナキスや、
映像作品に音楽を提供したエドガー・ヴァレーズなど、
豪華な面々によるテクストも収録している。

『LE POEME ELECTRONIQUE』
LE CORBUSIER
Minuitm 1958
HCカバー 少イタミ 地に少書込み

Sold

takayukiohno

2015 年 1 月 16 日 | comment
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