ブログ - Words from Flying Books
ジョン・ウォーターズ監督の著書『悪趣味映画作法』は、キワモノ好きの人なら必ず読むべき本だ。ゲロの王子と呼ばれるウォーターズの、トラッシュな映画への愛情と情熱が、涙(笑いの)なくしては読めないシロモノにしている。ウォーターズのキワモノぶりは、「ピンクフラミンゴ」の犬の糞を食う映画史上もっともラディカルなシーンや、変態ばかり出てくるキャスティングで証明済みだし、彼の他の作品どれを選んでも、彼がバッドテイストを心から愛しているのが分る。
キワモノの写真家と言えば、ジョエル・ピーター・ウィトキンをすぐに思い出すが、ウィトキンの写真は、彼のクールな外科医のような視線が、死体やフリークス達のテンションを下げ、秩序のある世界を構築しているので、異様なものを撮っていながら、そこまでブキミには感じない。
ブキミな写真を撮る第一人者といえば、ダイアン・アーバス、そして倉田精二だ。この二人がすごいのは、何気ない生活の写真でも異様に見せてしまうということだ。ダイアン・アーバスとは面識はないが(あたりまえ)、倉田精二とは、面識がある。昔、アルバイトしていたカフェで倉田さんと数回お話させていただいたことがある。彼の写真しか知らなかった僕は、恐る恐る話しかけたのを今でも覚えている。『FLASH UP』の表紙の写真を撮った男だけに、さぞかしVシネマ的な人かと思っていたら、全く正反対で凄くチャーミングな人物だった。しかし、そこは倉田精二、まるでドストエフスキーの小説に出て来そうな人物を地でいきそうなオーラや言動を感じさせ、サイコーだった。
アーバスと倉田精二を、外界に目を向けた開かれた世界への異様な思い込みだとすれば、それとは正反対の、閉ざされた密室で繰り広げられる悩ましいほどの自己破壊、自己再生をしているアーティストがいる。ギリシャ生まれのアメリカのアーティスト、ルーカス・サマラスによる世にも奇妙なセルフポートレートがそれである。

サマラスのセルフポートレートの異様なテンションの高さや、何かをキメテるとしか思えないブキミな笑顔は、シンディー・シャーマンや森村泰昌のブキミさとはステージが異なっている。彼等(彼女)の作品は、知性に裏付けされた作品だけに、論理的な解答を導き出すのは、さほど困難ではないだろう。しかし、サマラスや、デヴィット・リンチ、吉田戦車などの作品を目の前にしては、僕たちは途方にくれてしまう。彼等の作品は、精神分析家にまかせて、僕らはその分らない何かを楽しむしかない。

サマラスの作品に共通するマーブルな溶解のイメージは、昼の世界の秩序を崩壊させ、足下にある大地をぐらつかせる。夜、一人で部屋で何かに熱中している時、チーズが混ざり合うように僕たちは、何モノにでも同一化し快感を貪る。モウリヤックがいみじくも言ったように「一人でいるとき人間はみな狂人」を地でいくサマラスの行為は、誰もが一人でいるときに他人に見せられない何かを、少しだけ扉を開けて披露してくれる。この光景は世の親達が子供には絶対に見せたく無い光だ。
しかし、バッドテイストを一度味わえば何度でも試したくなる。ジャンクフードがやめられないのと同じだ。世の清潔すぎる作品、「パッチ・アダムス」や「サザエさん」なんかクソくらだ。そう、今こそ言える、「I fucking hate Forrest Gump」(失礼!)

『SAMARAS ALBUM』 Lucas Samaras
初版 Whitnet/Pace 1971
¥24,800

『80’s FAMILY』 倉田精二
初版 帯少イタミ JICC出版局 1991
¥63,000

『MAGAZINE WORK』 Diane Arbus
HC カバー Aperture 1984
¥14,700
林 裕司
ミュシャといえば、繊細で優雅な作風からアール・ヌーヴォーの代表的な作家であると誰もが思うだろう。ところが、ミュシャの子息が書いた伝記によると、ミュシャはアール・ヌーヴォーの中心地とほとんど関わりがなかったのだそうだ。ミュシャのイメージがひとり歩きしてあまりにも有名であるため、「知っている」と思って作品を見た気になっていたが、どのようにしてミュシャはアール・ヌーヴォーの時代を生きたのか辿ってみたい。
アルフォンス・マリア・ミュシャ。1860年イヴァンチッチェ(現在のチェコ)生まれ。ミュンヘンとパリで美術を学んだ。
1880年の終り、商業イラストレーターとしてパリに居を定めたとき、すでにパリではポスター制作における革新的で活発な動きでわきたっていた。ミュシャは挿絵画家としては認められるようになったが、相変わらず一文無しだった。
ミュシャを世に知らしめたのは、1894年のクリスマス、街にいた画家たちは休暇に出かけてしまい、友人に頼まれて校正をチェックしに印刷所に行ったのが運命を切り拓くきっかけとなった。クリスマスの朝から翌日の午後までかかって校正作業を終えようとしていると、印刷所にサラ・ベルナールから電話があり、元日までに舞台用のポスターが必要だという。当時は、印刷所がデザイン事務所のように、画家と契約して仕事を請け負っていた。ミュシャはポスターなど作ったことがなかったが、この時期、他に依頼できる人がいないということで、早速その晩、印刷所のマネージャーと一緒にサラの舞台を見たあと、すぐにアイディアをスケッチし、ポスター制作が始まった。(舞台のあと、相談しようと入ったカフェで大理石のテーブルに直接スケッチを描いた!)色をつけた完成作品を劇場に送り、28日にサラがスケッチを気に入ったと伝言があり、大急ぎで印刷を進めることになる。時間があまりないため、ポスターを上下に分け、石に上半分を描き、これを刷っている間に下半分を描いた。(ところがあまり急いでいたために、ミュシャが描きあげる前に職人たちが石を持っていってしまったそうだ。)そうして31日までになんとか印刷が終わり、吊るして乾かしているとき、マネージャーが様子を見に来た。
マネージャー:「ポスターはどうかね?」
ミュシャ:「できました! 完成です!」
マネージャー:(顔色を変えて)「ああ! ごちゃごちゃじゃないか!サラはきっと受け取ら ないだろう。あんなにいっぱい詰め込むやつなんかいやしない」
そのとき、劇場から催促の電話が入り、マネージャーはさよならも言わずに馬車に乗ってポスターを持っていった。
自分のためにマネージャーは面目を失うことを思うとひどく打ちのめされた気分になり、この制作のために費やした時間と労力、クリスマスも台無しになったことを悔やんだ。しばらく落ち込んでいたミュシャのところにマネージャーからすぐに劇場に来いとの電話。「叱られる」と思いながらも、劇場へ向かった。サラと顔を合わせるのは初めてだ。サラはミュシャのポスターの前で涙を拭いさることもできず立っていて、ミュシャが来ると抱いて喜んだそうだ。そして、サラ・ベルナールの舞台「ジスモンダ」のポスターでパリじゅうにミュシャの名が知れ渡り、それから6年間、サラとミュシャは一緒に仕事をするようになる。
大衆の熱狂的な反応はなおのこと、「ジスモンダ」のポスターは収集家用の作品となり、単なる広告から芸術作品となった。(写真はロートレック・コネクション図録より)

ポスター芸術の先駆者トゥールーズ=ロートレックのような大胆で面白く人物を描くのとは違って、ミュシャの細部まで注意深く仕上げられたデッサンと淡くやわらかな色調そして精巧な装飾で彩る。
「アール・ヌーヴォー」は一時期「ミュシャ様式」と同義であったそうだが、ミュシャはアール・ヌーヴォーについて決して語らなかった。その代わり、いつも「私なりのやり方でやった」という言いまわしをよく使った。彼は自然から装飾的な要素を取り入れ、彼の祖国に対する熱い情熱で彼はその運動に独創的で純粋なスラヴ的な要素を持ち込めると確信した。アラベスク模様、波うつ髪の曲線など、空間を埋めるための装飾の使用―これらはすべてミュシャが空白を嫌い、一つの領域を分節し、分割し、同時に調和させることの必要性を感じたことから生じている。
産業革命以後、ゴシック様式やルネサンス様式は、電灯と鉄橋と飛行船や自動車とは合い入れなかった。ウィリアム・モリスが公表した考えは、当時の人々に対して持っていた革命的な意味が薄れ、「社会芸術」と解釈されるようになっていた。それに対して、詩人ジャン・ラオールが「大衆芸術国際協会」を立ち上げ、ミュシャもその会員となった。ラオールは、美に対する感受性を持たせ自分たちの環境を改善しようという意欲を植えつけるには、大衆は支配階級から芸術を受けねばならないと考えていた。ミュシャにとっては、理想的なモチーフを切望する気持ちを満足させるだけでなく、愛国的な気持ちもいつか取り上げられるだろうと確信していた。
アール・ヌーヴォーが一つの精神の中に合理的神秘主義と感情的社会主義を合わせ持ち、そのおのおのがそれ自体混乱を招くものだった。そんな中でアナトール・フランスは懐疑主義的であった。彼はかつてブーランジェ党員で、「すべての兵士にアベル・エルマンの『十字架の悲惨』という平和主義的な小説を持たせるように」とのシャルトル公の命令を賞賛したが、この本は厳しく批判され、焼かれてしまう。後に、ドレフュス運動が始まると、協会と陸軍に対して、ゾラと相並んで勝利を得た。
アナトール・フランスがヴァル・ド・グラース街を訪れたために、ミュシャは『CLIO』の挿絵を描くことになり、1900年にフランスから出版された。

扉をめくると、「A EMILE ZOLA」(エミール・ゾラへ捧ぐ)となっている。出版されてから100年以上経った今でも、ミュシャの淡く美しい色調が生きる石版刷り。金色を配して優雅で色鮮やかな表紙絵。12点のリトグラフが入ったとても贅沢な一冊だ。



イデオロギーの対立、パリ万博、世界大戦の始まりなど、世紀末の混乱した風潮のなかで、ミュシャが芸術を通じて目指していたことは、結局この会によっては達成されなかったようだ。その後、ミュシャはニューヨークへ渡ったのち、チェコの歴史をモチーフにした大作を構想、20年かけて<スラヴ叙事詩>を1928年に完成させた。そして、ミュシャは1939年に79歳で亡くなる。オーストリアの専制政治から自由になるのを目のあたりにしてきた彼の故国が、ドイツの侵攻によって新たな圧制の犠牲になって崩壊していくのと同じときだった。
後世から見ると、ミュシャの作風は広くアール・ヌーヴォーの特徴が見られるのでひとくくりに語られることが多いが、その時代を生きた人にとっては、アール・ヌーヴォーの様式を広めることよりも、もっと切実に、この社会において芸術が荒んできているのをなんとかしなければならないという意志が根本にあったようだ。そして、「ジスモンダ」のポスターを描いたときからずっと、ミュシャは祖国に対する愛を持ち続けていたのだと思う。

『CLIO』
Anatole France 挿絵:Alfons Mucha
MUCHA画 カラーリトグラフ12図入
HC 革装 少スレ Calmann Levy 1900年
¥147,000

『ALPHONSE MUCHA PHOTOGRAPHS』
アルフォンス・ミュシャ Graham Ovenden編
HC カバー St.Martin Press 1974年
¥12,000

『アルフォンス・マリア・ミュシャ 生涯と芸術』
ジリ・ミュシャ(イージー・ムハ)著
初版 カバー少ヤケ ドイ文化事業室 1988年
SOLD
Uehara
2011年も、「Flying Books」もFlying Booksの音楽レーベル「FLY N’ SPIN RECORDS」もガンガン動いていきます!
まず2月23日にFLY N’ SPIN RECORDS初の配信限定で、「タマトミカ」の「101018@Motion Blue」をリリースします!

ピアノとヴィブラフォンの女性インストゥルメンタル・デュオ「タマトミカ」の楽曲は、言葉はなくとも、やさしく、懐かしく、また時に激しく、さまざまな情景が浮かんで来ます。ポリスターからメジャーデビューし、NHKの番組や松本引越センターのCMソング等でも活躍中で、SUIKAメンバーとの交流などがきっかけて今回FLY N’SPIN RECORDSからのリリースさせていただくこととなりました。
本作は昨年11月に横浜Motion Blueで行っためずらしいバンド編成でのライブから、これまでCD未収録だった楽曲6曲に、スタジオ録音1曲を加えた7曲入。
2月23日よりi-tunes music storeを始め、各着うたサイト、音楽配信サイトでご購入いただけます。
公式サイト:http://www.tamatomika.com/
myspace:http://www.myspace.com/tamatomika

「タマトミカ」「101018@Motion Blue」
アルバム配信1200円/各曲配信200円(PC、着うたフル)、150円(着うた、リングバックトーン)
2月23日よりi-tunes music store他、各着うたサイト、音楽配信サイトにて。
続いて2月下旬、FLY N’ SPIN RECORDS初のアナログレコードが、
東京・恵比寿にあるヒップホップ専門店のWENOD RECORDSさんの協力で発売されます。

A面は昨年11月にリリースしたSUIKA『スイカ夜話』から、SUIKAと降神による「タマキハル」を収録。「西遊記」をモチーフに5人のラッパー/詩人が15分にも及ぶ壮大なヒップホップ絵巻を紡ぎ上げてます。
B面にはフロア向けとしても最適な「MUSIC JUNKIE」と「BEATMAKER」を収録。
小林大吾デザインがお好きな方は、書下ろしのアートワーク(初のアナログサイズ)だけでも持っておく価値はあり。
正確な入荷日は追ってお知らせしますが、Flying Books店頭および、WENOD RECORDS店頭、通販予約で購入できます。
通販予約はWENOD RECORDSのサイトで受け付けてます。
初回プレス限定販売なので、お早めに!!
詳しくはこちらの特設サイトをご覧下さい!(試聴もできます)
http://www.wenod.com/distribute/tamakiharu/

SUIKA with 降神 「 タマキハル」
12インチ / フルカラージャケット(アートワーク : 小林大吾)
特典: DOWNLOAD CARD
2011年2月下旬発売 定価 : 1680円 (tax in)
FNSR-012 FLY N’ SPIN RECORDS/WENOD RECORDS
Flying Books店頭予約はメール(records[アット]flying-books.com)にて
通販予約はWENOD RECORDS にて
(初回オーダー締め切り : 2011年1月20日(木)までにご注文いただいた方は確実にご購入いただけます。)
インタビューもあります。
http://www.wenod.com/label/fnsr012/interview.html
レーベル面、特典カードのデザインはこちらでチェック
小林大吾ブログ「ムール貝博士言行録」
http://diagostini.blogspot.com/2011/01/blog-post_15.html
現在、アルバム『スイカ夜話』のアカペラ無料DLキャンペーン中!
http://www.kaztake.com/ja/modules/smartsection/item.php?itemid=866
春頃にはSUIKAから女性詩人totoのソロアルバムもリリース予定です。
こうご期待!
(K.Yamaji)

赤い帽子を後ろにしてかぶり、眼鏡を掛け無精髭、デニムのシャツにパンツ、そしてスニーカー。髪の毛は長髪で後ろで結わいていて、帽子に隠れている。肩に掛けているのは、35mmのフィルムカメラ。日に焼けた肌には、深いシワが刻まれていて見るからに老人だとすぐ分る。今この男のポートレートを見て、いくつかの外見に関する特徴をあげてみた。
この男こそ、あの中上健次が「太陽に焼かれてアラビア人を撃ったムルソーのような、中平卓馬の指」と絶賛された指を持つ男、生ける伝説、歩く写真機、目になった男、中平卓馬の現在の風貌である。
お世辞にもこの写真からは、伝説の臭いも味もしない。中平を知らない人が街で彼と出会ったら、ちょっと暇な変わったおじいちゃんにしか見えないだろう。伝説の正体はこんなものである。しかし、彼の写真や文章、生きざまを一度でも見たり読んだりした事がある者なら、このちょっと変わった老人のポートレートから、何か考え深いものを感じざる得ないだろう。

中上健次が、1989年5月7日号の「ダ・カーポ」で写真集を100点満点で評価している興味深い記事で、並みいる写真集を押しのけて、79点の高得点を叩き出しているのは、中平卓馬の『A dieu a X ア デュア エックス』だけである。2番手の杉本博司の『SUGIMOTO』でさえ40点である。逆向きであるが、同じく徹底しているとして、この二人が評価されているが、点数の開きは歴然である。中上健次の挙げたこの二人が現在も写真家に限らず、さまざまなジャンルの人々に影響を与えているのは、当然の如く自明の事である。
写真集『Adieu a X ア デュア エックス』は、この後の写真集『hysteric six』へ行く可能性を含めた、解放感一歩手前のまだノイズ混じりのしかし、「アレ、ブレ、ボケ」には帰らない強い意志と、言語とイメージのギリギリのせめぎ合いを感じれる写真集である。現在のカラー縦位置の2枚セットの、イメージのスコーンとした抜けた写真へ行く前の段階の写真には、現在だからこそ読み取れるキーワードが含まれているに違いない。

今、最もラディカルに世界の断片を記録し続けているのは、中平卓馬とジャン=リュック・ゴダールだろう。この二人に続く者として映画監督のペドロ・コスタに期待したい。
先日、2010年最後の映画としてゴダールの『FILM SOCIALISME』を日比谷で観てきた、『アワーミュージック』から5年振りとなる新作で、全シーンHDカムで撮影されたその映画の、ノイジーで色が潰れてにじみ出たような決して美しいとはいえない映像の若々しさに、度肝を抜かれた。80歳にもなるゴダールの想像力と怒り、そして「NO COMMENT」という画面を覆う文字に、目眩にも似た感動を得た。
映画のパンフレットに収録されているルーノ・ドフランのインタビューで次回作は?と聴かれて(これで最後かも?)タイトルだけは決まっているとインタビューでゴダールが答えていた。そのタイトルは『Adieu au langage ア デュア ラングエッジ』。これを読んだ時すぐに中平卓馬の事が頭に浮かんだ。

『A dieu a X ア デュア エックス』のXの答えは間違いなくLANGAGEであると僕は疑わない。この二人のXへの挑戦は挫折すると思うが、その負けっぷりに期待したい。
『ADIEU A X』 中平卓馬
初版 帯イタミ 河出書房新社 1989
28,000円
林 裕司

海外絵本や手づくりの雑貨などを扱う神保町のAMULETで、
今日から「古書モール」が始まり、Flying Booksも参加しています。
洋書絵本や人形の本、デザインやエッセイなど、いつものFlying Booksとはちょっと一味違ったセレクションで、昨夜陳列してきました。

神保町には古書店が多数集まっていますが、
古本を扱うブックカフェとしては神保町初とのこと。
かわいらしくて素敵なお店なので、
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

http://amulet.ocnk.net/
千代田区神田神保町1-18-10 三光ビル
Open 12時〜20時
休日:年末年始
Uehara

『PAPER AND PEN, STORY』
STOMACHACHE.
初版1000部 1,260円
OGRE YOU ASSHOLEのPVやMALEGOATのCDジャケット、Shimokitazawa Indie Fanclubのメインヴィジュアル、YOUR SONG IS GOODのライブTシャツ等を手掛けたり、雑誌「STUDIO VOICE」、「真夜中」、「Spectator」に作品提供するなど、各方面で話題沸騰中の姉妹アートユニット、STOMACHACHE.の作品集。
2004年から2010年までに作成してきたZINEの収録作品やアートワーク、個展風景をまとめた集大成的1冊。



ZINEとしては珍しく束があり、ペーパーバックのように軽い紙に、単色でもカラフルに見える印刷で、本として持っておきたくなる造りになっています。
http://stomachach.exblog.jp/

『うつくしい知らせ』
會本久美子
限定250部 840円
「anan」「ku:nel」「Esquire日本版」等のカルチャー誌や、CDジャケット、YUKI「5Star」ツアーのライブ映像、ツアーTシャツに作品を提供するなど、東京を拠点に活躍中のイラストレーター、會本久美子によるZINE。



2010年に開催した個展「うつくしい知らせ」の内容を中心に構成。開くとポスターになる帯付き。
http://emmm.exblog.jp/

『GENMA NAHO』
源馬菜穂
限定150部 840円
ギャラリーでの精力的な展示活動やトーキョーワンダーウォール2009での入賞など、今後の活躍が注目されるアーティスト、源馬菜穂によるZINE。


画面の中心に横たわる地平線。
ゆったりと流れる生き生きとした筆のあと。
ふっと、絵の中に意識が溶け込んでしまうような心地よさが漂う1冊です。

『みんな君がしたこと It’s all in my mind』
YUTAKA KOBAYASHI 小林豊
限定150部 840円



フォトグラファー、小林豊による最新ZINEは、パーソナルな感情と密につながる自然や日常の光景。穏やかな緊張感が流れる消失と再生の物語。
表紙に見える海の写真は、本体と同じサイズのポストカードになっています。
Uehara

タケウチカズタケ(キーボーディスト:SUIKA、A Hundred Birds)&高木和弘 (バイオリニスト:A Hundred Birds、東京交響楽団コンサートマスター、山形交響楽団特別首席コンサートマスター)によるスーパーユニット「tokyo.panda」の1st「THIS IS LOVE」リリース記念ライブ&トークが決定しました!
ナビゲーターにTBSラジオ「タマフル」の古川耕氏を迎え、ライブ演奏はもちろん、クラシックやHIP HOPをはじめ、さまざまな要素が組み込まれるtokyo.pandaの楽曲がどのようにして作られるか、その過程も実演でご覧いただけます。
大きなホールとは一味違ったアットホームな空間で聴くバイオリンとキーボードのアンサンブルを是非お楽しみ下さい!
tokyo.panda「THIS IS LOVE」RELEASE PARTY
「トーキョーパンダのつくりかたショー」
11月28日(日曜) OPEN 14:30 START 15:00
会場:Flying Books (http://www.flying-books.com)
料金:¥2,000
出演:tokyo.panda(タケウチカズタケ&高木和弘 )
ナビゲーター:古川耕(TBSラジオ 「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」構成作家)
http://www.kaztake.com
http://www.kazuhirotakagi.com

tokyo.panda 1st mini album 「THIS IS LOVE」好評発売中!
Flying Books店頭もしくはにて( ¥1,500税込)
「tokyo.panda」の後はアイララにハシゴで!!

SUIKA/smrytrpsに次ぐタカツキ第3のユニットがアルバム発表に向け2年ぶりに再始動。
新曲あり、smrytrpsあり、新たにOPENした西麻布「新世界」にて!
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11/28(日) アイララ・セッションズ in 新世界 http://shinsekai9.jp
OPEN 17:00 START 18:00
料金:前売¥2,500+ドリンク代 当日¥3,000+ドリンク代
出演:アイララ(エイミ・アンナプルナ+タカツキ)、smrytrps
予約:book[a]nrecords.org
新世界 http://shinsekai9.jp
港区西麻布1-8-4 B1 日比谷線六本木駅 2番出口
TEL:03-5772-6767
Flying Booksの音楽レーベルFLY N’SPIN RECORDSの新作情報はHIP HOPバンドSUIKAの約2年半ぶり5枚目のアルバムです。

東京を中心に名古屋・京都・大阪で2004年より26回開催、名物とも言えるジャンルを超えたアーティストらと共演、セッションだけでなくアットホームな雰囲気でリピーターも多いイベント“スイカ夜話”。このイベントの世界観を封入したアルバム「スイカ夜話」には降神、サイプレス上野、STERUSS、Romancrew、イルリメ、リクオ、サト(ビバ☆シェリー)らが参加し、イベントの熱気をそのまま封じ込め、新たなヒップホップサウンドを展開しています。
なかでも西遊記をモチーフに降神とSUIKAの5Mが紡ぎ上げた15分に及ぶヒップホップ絵巻「タマキハル」は圧巻。(※同曲がナマで実演されるイベント「スイカ夜話」10月24日(日)@代官山unitも是非! Flying Booksでイベント前日までお得な特典付前売りチケット販売してます。)

多彩なゲストがバンドの新たな魅力を引き出してくれていたり、逆にゲストの新たな側面を見せることができたり、タケウチカズタケの根を詰めた編集作業により、アーティスト同士の核融合が生まれました。またゲスト抜きのSUIKAオリジナル楽曲も力作ばかりです。
小林大吾デザインによるパッケージやブックレットは使用される紙の質感にまでこだわり、配信やダウンロードが幅を利かせつつある昨今、あらためて「モノ」としてのアルバムの魅力にこだわりました。(今作はI-tune等での配信予定は当面ありません。)
試聴もできる特設サイトから申し込める通販では、別途編集されたアルバム「スイカ夜話」のインストゥルメンタルCDRが付きます。チェックしてみてください。
(K.Yamaji)
SUIKA『スイカ夜話』
2010年11月10日発売 FNSR-011 2,415円(税込)
01: スイカ夜話 with サイプレス上野
02: MUSIC JUNKIE
03: SKYFISH with STERUSS
04: ビートメイカー
05: Get On The Bus with Romancrew
06: スイカ夜話〜Masterpiece
07: DRIP DROP
08: ミッドナイト.カラーバー with イルリメ
09: 孤独とダンス with リクオ
10: スイカ夜話〜Body Movin’
11: 三つ目の恋
12: タマキハル with 降神
13: ほしずな with サト
・all tracks produced by タケウチカズタケ
・今回も小林大吾によるトータル・アートワーク
・初回限定パッケージは特製紙BOX仕様+ブックレット

金曜日は京都造形芸術大学の新元良一先生にお呼ばれし、クリエイティブライティングコースの特別講義で「本とその周辺におけるカルチャーの発信」 をテーマにお話しします!一般枠もあります。
2010年10月15日(金) 16:30-17:50
山路和広(古書店「Flying Books」主宰)
「本とその周辺におけるカルチャーの発信」
CREATIVE WRITING SPECIAL LECTURE SERIES 2010
「クリエイティブ・ライティング特講」では、小説家や雑誌ライター、エッセイスト、編集者など、ことばにまつわる仕事をされている方々にお越しいただき、創作の現場について、いろいろなお話を毎週伺っていきます。このスペシャル・レクチャーシリーズは、京都造形芸術大学のエクステンション講座として、一般にも公開していますので、皆様もぜひご参加ください。
ナビゲーター:門崎敬一、新元良一、辻井南青紀、千野帽子
日 時:毎週金曜日 16:30〜17:50
会 場:京都造形芸術大学 人間館NA401教室
料 金:一般1,000円(各回)/本学学生無料
申込み:一般のお客様は、各回前日までに、エクステンション講座へお申し込みください。
定 員:一般聴講については各回30人迄 ※定員になり次第締め切ります。